ブレインジム(教育キネシオロジー)
学習障がいは病気ではありません。
学習障がいとは、 その子と社会をつなぐ コミュニケーションネットワーク上での「混線」です。
― ブレインジム創始者 ポール・デニソン ―
■ブレインジムとは
学力がうまくつかなかったり、学ぶことに対して前向きな姿勢を示さない子ども達への補助的な教育としてとり入れられ、成果を上げたことをきっかけに急速な広がりを見せています。その考え方は、キネシオロジーをベースとしており、edu-k (教育キネシオロジー)とも呼ばれています。心と体、右脳と左脳、前頭葉と後脳、大脳と中脳(辺縁系)の統合を促進して、学習能力を向上させ、時に人生に劇的な気づきをもたらします。イギリスでは公立学校の授業にとり入れられている他、アメリカやカナダの地域で子供・大人関わらずブレインジムを楽しんでいます。誰にでもできる簡単で効果的なエクササイズを行うことにより脳の統合と活性化をはかる、それがブレインジムです。楽しみながら想像を上回る素晴らしい成果を手にすることができます。
■学校やビジネス、日常の中でどのように使われますか?
現在ブレインジムは世界80カ国以上に導入され、数百の学校で学習に対する姿勢(態勢)を整えるための、とても簡単で効果的なエクササイズとして利用されています。こども・生徒たちには勉強や宿題やテストの前に簡単なブレインジムを行うことで脳を活性化し、自分達の持つ力を発揮できるでしょう。もちろん受験勉強にも効果があります。会社では、朝礼などでエクササイズとしてブレインジムをすることで両脳が活性化し、仕事へのモチベーション向上、打ち合わせや会議がスムーズに進むように、通常の仕事の効率も上がるでしょう。家庭の主婦の方々は一日数分程度の簡単なブレインジムで、人間関係がより良くなったり、体調管理やストレス軽減により健全な子育てを行えるようになるばかりでなく、お子さま自身がよく健全に発育することの大きな助けになるでしょう。
■ブレインジムはどのようにして生まれたのですか?
教育キネシオロジーの土台は、ポール・デニソン博士の教育に対する独自のアプローチと、身体的な技能および読む技能の獲得の基礎となる様々な認識・知覚への理解により形作られました。それは、検眼研究、脳についての研究調査応用キネシオロジー、神経言語プログラム(NLP)、動きの発達、心理学、鍼療法、言語の発達などの分野における技術および情報と教育プログラムとの組み合わせです。教育キネシオロジーのバランス調整の方法の多くは、学びに関する困難についてその原因や対処法に焦点をあて研究していた20年以上に亘る間に、ポール・ デニソン博士が独自に見つけたものです。バランス調整のプロセスは治療のための行為ではなく、教育的で発達のためのプロセスに基づいています。教育キネシオロジーの革新的な教育ツールには、目標設定、「学びへの5つのステップ」、「無理強い」したり「直す」のではなく「能力を引き出す」こと、脳についてより深く理解するためのモデル、発達のプロセス、学びのために必要な視覚および聴覚に関する技能が含まれます。1975年にポール・デニソン博士の傑出した研究調査に対し、フィ・デルタ・カッパ賞が贈られました。また、ホワイトハウスのプロジェクトチームの呼びかけによって創設されたナショナル・ラーニング財団 (National Learning Foundatioin)によって教育キネシオロジーは12の「成功を遂げた学習改革」プログラムの一つに選ばれました
■専門家による意見の紹介
ー発達障がいにおける動きの重要性
自閉症やADHDなどの発達障がいが注目を浴び、社会問題化し始めたころ、これは「心の問題」と言われ、厚生労働省でも児童精神科の養成が重要であるとされた。現在では脳の障がいであることが明らかになってきているが、いまだにDSM-Ⅳなどの診断基準を中心とした質問表による診断が行われており、様々な問題を起こしている。運動などを直接観察し客観的に評価することが求められている。
「子育ての神話 発達神経医の立場から」 小西行朗 同志社大学大学院心理学研究科赤ちゃん学研究センター教授
ー発達障がい(ADD)とブレインジム
ブレインジムは、学習能力や脳と身体の連携をよくするための技法として世界各国に知られているプログラムだ。1970年代の初め、全体的な脳機能を促進するためにポール・デニソン博士が開発した一連のエクササイズが始まりである。これまでにADDのこどもと成人や、学習障がいを持つ人々の症状の改善に効果があったほか、ストレスの軽減にも役立つことがわかっている。1970年代にはすでに、脳機能が発達するために、特定の身体の動きが必要であることが明らかになっていた。たとえば赤ちゃんのハイハイなど、右脳と左脳の両方を刺激する運動は、言葉の発達を促すという。デニソン博士は、このハイハイからヒントを得た「クロスクロール」という動きが、感情表現を司る右脳と、情報を受け入れる左脳の両方を刺激し、二つの脳半球を同時に使う学習を促すことを発見した。多くの患者が、ブレインジムのエクササイズの効果を認めている。協調運動を行って、小脳の働きを強化しよう。はっきりと速く考えられるようになるだけでなく、判断力や注意力も高まるし、全体的な脳の健康状態も向上する。
「元気な脳をとりもどす」より ダニエル・G・エイメン著 (米国の精神科医 脳科学者 脳と行動、ADD注意欠陥障がいの専門家)
ー 小脳の重要性
能動的に行うリズミカルな動きは、小脳のあらゆる機能不全を改善するのに最も重要です。それに加えてこの動きはそれ以外の効果もあり、原始反射の統合や、生涯のものとなる姿勢反射を発達させたりもします。これらの動きは、皮質の活性化に不可欠な神経網の成長を刺激したり、小脳を通して皮質の様々な部分を刺激するなどしたりし、脳の様々な部分の接続を促進します。これらの効果は注意や学習における障がいを解決するために最も重要です。
「BRMTテキスト」より Dr.ハラルド・ブルムベルグ(スウェーデンの精神科医 20年以上、動作障がい・ADDによる学習障がい・精神障がい・自閉症・アスペルガーなどのクライアントに、ブレインジムを含む運動を取り入れたセラピーを行っている)
■特にこんな方にオススメします。是非ブレインジムを取り入れてみてください。
・塾や学校の勉強についていくことが出来ないと感じている受験前のお子さまを持つ保護者
・仕事でうまく成果を出せないと悩んでいらっしゃるビジネスパーソン
・周囲との人間関係をうまく行かせたい方
・成績が伸び悩んでいるスポーツ選手、怪我の予防に新しい方法が欲しいコーチ
・老人介護や障害者の方に接する介助者・看護士・治療者
・コーチや講師、カウンセラーなど人の目標達成や課題解決に関わる方
■ ブレインジムインストラクターになるには
【米国キネシオロジー協会認定ブレインジムインストラクター 】として活動するには、以下の公式クラスの内容を修了する必要があります。
元来、人は一人一人で違う学習パターンと脳の癖をもっています。このクラスでは、自分の脳の学習スタイル(脳・耳・目・手・足の利き)を深く知り、学ぶことや日常生活を更にラクにしていく考え方を学びます。3日間のクラスです。


ヴィジョンサークル 中級24時間


O.B.O(脳の働きと最適化) 中級18時間
■ タッチフォーヘルス
筋力反射テストを使って心身のエネルギー・バランスをとるテクニックです。東洋と西洋の治癒の考え方を融合させたものです。そこにはリンパの流れを活性化する方法、毛細血管の流れから臓器の血流を活性化する方法、経絡エネルギーや筋肉の神経伝達活性化や栄養の摂取の仕方などさまざまなテクニックが活用されています。
■ In Depth (7つの次元の統合)インデプス(In Depth)
7つの次元の統合講座。Edu-Kが捉える、表層に現れた現象から深層にある課題に至るまでのアプローチ方法。ブレインジム101で学んだ3 つの次元を拡大して7つの次元を扱います。バランス調整に必要なメニューも能動的なものから受動的なものにまで拡大され、4つの領域に分けて学びます。
■ティーチャープラクティカム(インストラクター資格講座)
ブレインジムのインストラクターとなり、公式クラスを開催するために必要な内容を5日間の合宿形式で学びます。
※ 7 受講には1 - 6 全ての受講が必須
※ この講座受講意外に、事例(ケーススタディ)の提出、面談が必要です。
参加資格:ブレインジム101修了。
脳と眼のはたらきは密接につながっています。見ることや視覚に関することは自分自身の未来ビジョンともかかわっています。視覚に関わる部分の脳の統合を行う3日間のクラスです


自分の脳を知る3つの理論、11種類の目標設定、目標達成できる
26のセルフエクササイズを習得します。対人ワークなどの中で
「人の可能性の制限を外し、やる気を引き出す関わり方」も学
んでいきます。また、自分自身の課題を解決し、目標を達成して
いく密度の濃い4日間です。
■ ブレインジム101を受講するとできるようになること
ブレインジム101(公式基礎クラス)を受講すると米国キネシ
オロジー財団認定の修了証が発行され、以下のことが可能になり
ます。
•ブレインジムを自分のために使うこと
•ブレインジムをご家族や周囲の方に伝えること
•自分の専門の仕事の範囲内で伝えること
(例1:ヨガのインストラクターがブレインジムのエクササイズを紹介する)
(例2:コーチやカウンセラーがセッションでブレインジムを一緒に実施する)
(例3:教師が授業の冒頭に生徒と一緒にブレインジムに取り組む)

ブレインジム101 初級24時間
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Events & Workshop
■お知らせ(2015.6.1更新)
現在、個別コーチングは、年内の土日のご予約は満席となっております。ご了承下さいませ。
■ワークショップ
2015.10.10(土)〜 10.13(火)
【淡路島】発達支援コーチ上級講座
|時 間|10月10日(土)11:00~18:00
10月11日(日)9:00~17:00
10月12日(祝)9:00~17:00
10月13日(火)9:00~17:00
|会 場|淡路島おのころハウス
|料 金|34,500円
|申 込|詳細・お申込みはコチラ
2015.8.15(土)〜8.16(日)
【高知】発達支援コーチ初級講座
|時 間|10:00~18:00
|会 場|こうち男女共同参画センター・ソーレ
|料 金|34,500円
|申 込|詳細・お申込みはコチラ
2015.12.1(火)〜12.2(水)
【富山】発達支援コーチ中級B講座
(原始反射と自己基盤)
|時 間|9:00~19:00
|会 場|アプリコット(砺波駅徒歩5分)
|料 金|48,000円
|申 込|詳細・お申込みはコチラ
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